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米ＭＬＳで輝くキーン＝欧州出身で初のＭＶＰ－サッカー


今夏の国際親善試合でプレーするロサンゼルス・ギャラクシーのキーン（左）＝米カリフォルニア州パサデナ（ＡＦＰ＝時事）



【ニューヨーク時事】米メジャーリーグ・サッカー（ＭＬＳ）のロサンゼルス・ギャラクシーでプレーするアイルランド代表ＦＷロビー・キーン（３４）にとって、今季はＭＬＳに移籍してから最高のシーズンになった。

レギュラーシーズンは３４試合中２９試合に出場し、ともに自己最多の１９ゴール、１４アシスト。主将としてチームを引っ張り、欧州出身選手として初めてリーグ最優秀選手（ＭＶＰ）に輝いた。

プレーオフでも存在感は際立った。
７日に行われたニューイングランド・レボリューションとのＭＬＳカップでは延長後半に最終ラインの裏を突く縦パスに抜け出して決勝点を決め、この試合のＭＶＰに選ばれた。

２０１１年途中にギャラクシー加入。身長１７５センチと小柄だが、快足を飛ばして前線へ飛び出しゴールを量産する。
経験豊富なベテランらしく、味方をうまく使うプレーも光る。
特に元米国代表ＦＷドノバンとのコンビは強力だった。

イングランド・プレミアリーグではトットナムなどで活躍し、通算１２６得点。
実績にたがわない働きを見せ、「このリーグに来て３度目の優勝。本当に楽しめている」と満足する。

一方で「ここは決してプレーするのが簡単な場所ではない」とも。
近年はベッカムら欧州で実績ある選手がＭＬＳに移籍するケースも増え、人気だけでなくレベルも上がったと評される。
キーン自身、「厳しいリーグ」と感じているからこそ結果を出したときの喜びは大きい。

来季は元イングランド代表ＭＦランパードら大物選手も同じ舞台で戦うことになる。
「米国に来たがっている選手は多い。リーグの成長は今後も続くと思う」と予測し、さらなる活躍を誓っている。
（2014/12/11-05:17）

http://www.jiji.com/jc/c?g=spo_30&k=2014121100048